ここでは大乱闘スマッシュブラザーズSpecial Ver 7.0.0を扱う。
(特にダイヤルストレージ、パレットキャンセルについて)
目次
シュルクの着地隙は以下の通り。
モナドの変更方法は2つあり、1つ目は短くBボタンを押す方法(いわゆるガラケー式)、もう1つが長く押す方法(いわゆるスマホ式)である。
ここでいう「長く」は具体的には11F(フレーム)である。つまりBボタンを11F以上押しっぱなしにすると11F目からシュルクがモナド変更のモーションを開始し 翔疾盾斬撃 の文字が表示される(これを日本語ではパレット、英語ではdialと呼ぶことが多い)。以下では、このBを11F分押す行為をチャージと呼ぶ。(「チャージ」はここだけの用語である。)
パレットを展開している(つまりB入力中の)状態でBボタンを離すとモナド変更が開始される。具体的にはBを離したフレームを1F目として、4F目に選択したモナドに変更される。
選択の仕様はここでは省略するが、4F目に左スティックの入力がある場合は、その方向のモナドになる(それまでの入力は関係ない)ので、それだけは理解しておくとよい。
この4F目からシュルクは全身無敵である。この無敵は17F目まで続く。 また13F目からは各種行動でキャンセルが可能(キャンセルした場合無敵は消える)なので最速でモナド変更をして攻撃する場合は
となる。
また12F~15Fの間に左スティックの入力が全くなかった場合はモナド変更はされず、16F目から各種行動が可能となる。(無敵はない)
普通着地隙中は何もできないがシュルクは例外であり、なんと§2で説明したチャージをすることができる。例えば空Nで着地したあとモナドを変更する場合、普通に考えれば(着地の直前を0F目として)
となるので(モナド変更のモーションは着地隙より優先する)、若干お得である。
§2で述べた通り、普通モナドを変更する場合は「11Fのチャージ」をまず行わなければならない。 ダイヤルストレージ (DSと略すことがある)とは「10F以下のチャージ」を予め先に行い「保持」しておくことで、モナド変更の時間を短縮するテクニック(バグ?)である。(私はバグだと思うけど、未だに修正されないということは仕様なんだろう。)
「保持」する方法は簡単で、単にBボタンを10F以下入力するだけである。このときBボタンを入力したF数分だけチャージが「保持」される。(このとき普通は翔になる。これについては§6で詳しく述べる。)
この「保持」は基本的には次にNBを触るまではずっと保持される。(例えばシュルクが被撃墜した場合、チャージを保持したまま復帰台に現れる。)
問題は「保持」したチャージを使う方法で、こちらに条件がある。
例えばBボタンを10F以下入力して(するともちろん翔になる)、その後もう一度Bボタンを入力するとまたチャージが1F目から始まる。つまりパレット展開に11F使う。当たり前である。
正確な条件は分からないが、大まかにいえばシュルクがなんらかの行動中に、Bボタンを押し始めることである。
例としてシュルクの横強中にNBを押すことを考える。この場合普通であれば、横強のモーションの直後にチャージが始まり、11F目にパレット展開モーションが始まる。一方で10Fのチャージが「保持」されている場合、なんと横強のモーションが終わると直ちにパレット展開モーションが始まる。このように硬直中にBを押しておけば、「保持」したチャージを使うことができるのである。
この例では10Fチャージしたので直ちにパレット展開が行われたが、例えば7Fチャージしている場合は横強のモーション後にチャージの続きが行われ、4F目にパレット展開が行われる。
実際どういうプログラムでダイヤルストレージが起きているのかは分からないので正確な条件は分からないが、具体的に以下の状況ではOKなことは(トレーニングモードで)確認した。
※地上その場回避の場合は次のような動作になる。(その場回避の最後の無敵フレームを0F目として)
なので10Fチャージしている場合、10F目にモナド変更モーションが出る(なぜ?)。 同様に、全くチャージしていない場合は20F目にモナド変更モーションが出る。
(9F目でNBは不可能と書いたが、9F目のみにBを入力すると(0Fチャージで)ガラケー式モナド変更が出る)
一方、以下のようなダメージを受けたときの状態ではダイヤルストレージは使えないようだ(トレーニングモードで確認)。
以上でとりあえずダイヤルストレージはできるがこのままでは問題がある。それはチャージを「保持」する際に翔になってしまうことである。翔にならないように「保持」をするには以下のような方法がある。
チャージの「保持」はもちろん10Fやるのが最善であるが、それを目押しでやるのは難しい上、1Fでも遅れるとパレット展開して隙を晒してしまうためリスクが高い。なので通常は8Fくらいを狙って目押しするのがよいと思うが、実は10F確定で「保持」する方法がある。以下のように後隙を利用するとできる。
この例では弱攻撃で行ったが、強攻撃やスマッシュ攻撃でも可能である。 またAに加えてジャンプ(と左スティック)も入力すれば、各種空中攻撃で行うことも可能である。
また同じような考え方を使って
とすることでジャンプしながらパレットを展開できる。この動作を利用したコンボがモナドサイクロンである。(エントリヒさんによる動画解説→Youtube)
ダイヤルストレージの特別な例としてパレットキャンセル(パレキャン)がある。やり方は以下の通りである。
パレキャンは実際にやってみた例を動画化した。
ダイヤルフラッシュ (DFと略すことがある)とはダイヤルストレージを応用して(モナドを変更せずに)着地隙を減らす方法である。これを使うと着地隙が最小で7Fになる。やり方は
例えば10Fチャージして空下でダイヤルフラッシュを行うと(着地の直前を0F目として)
となるから空下の着地隙が14Fから7Fに減少する。
これまでの説明からすると各種行動は6F目から出来そうだが、実際に試してみると8F目からになる(何故?)。またこれはピッタリ2F目にBを離さなくても、3F目までにBを離せば8F目から各種行動ができる。
実際にやったときの動きは例えば@XenoM1315氏のツイートで見ることができる。
この解説全体の動画版が欲しい人がもしいたらコメントかTwitterに書いておいてください。数が多ければ考えます。
筆者のYoutubeチャンネル ←たまーにスマブラの配信をします
筆者のTwitter ←スマブラの話はあんまりしません
コメント
このホームページ何でも載ってるわね
自分も英語の読解力がなくて苦労しました。実はダイヤルフラッシュは最小でも着地隙が7F(8Fから行動可)です。
エントリヒさん、ご指摘ありがとうございます。修正しました。